歯科材料というのは、メーカーとの相性があるのである。
接着性レジン系材料で、もう確信的にそれを感じる。
私であれば、3Mとヤマキンとは相性が良いが、トクヤマ、GCとは相性が悪い。松風、サンメディカル、クラレは中庸。いきおい、自分が使う材料のメーカーは偏在したりするのである。歯科材料で重要な哲学は「どの材料が良いかではなくどう使いこなすか」なのであるが、相性はまあ、それ以前の問題ということで、私は割合に重視したりするのである。気になるアノ人の血液型を気にする乙女心と同じである(暴言)。
そんな中、GCからユニバーサルシェードのフローレジンが誕生した。
そういえばGCは出してなかったな、という感覚があるので、満を持して市場に投入してきた印象受ける。GCがマルチシェードタイプの製品開発を忘れていた説もあるが、たぶん前者。
外観がどうにも手に馴染まなかったMIフローの色違いに見えるし、パンフレットを受け取った時点ではあまり食指が動かなかったのだが、ちょうど松風のユニシェードフローが底を尽きたところだったので購入してみることにしたのだった。
それが7月の頭ごろの話で、実際に本製品を入手できたのが先月の末ごろである。
さて使ってみたところ、フローの稠度、光重合後の周囲歯質との外観のマッチングで極めて良好な手応えがあり、一発でお気に入りのフローレジンになってしまった。保険診療でこのクオリティの充填を簡便に実現できるなら文句がない、という感じだ(ただし咬合面の充填に関してはア・ウーノの方がクオリティが高いものに仕上がる。咬合面充填にア・ウーノはやはり別格……)。
まだ追加検証が必要だが、パッチ充填でも既存CRの色調に案外に合ってくれる手応えも感じている。
そして国産品で価格も平均帯で3.4gの大容量。これ以上、なにが必要だろうか?保険診療で使うフローレジンの広範囲をカバーしてくれそうな勢いである。手放し褒めすぎ感があるのは、興奮しているからである。
とりあえず新たにフローレジンの導入を検討されている先生がおられたらオススメしたい推しの製品です。
ラベル:G-フローONE

