ネタがないを言い訳に更新をサボると平気で書かなくなる生き物がダメブロガーであります。
その理由は「変化のない硬直した人生を送っているから」、とか「無気力人間になってしまった」という悲劇的なものではなく、本当に書かなくなってしまっただけのこと。そもそも私は無気力人間なので、ブログの記事もコンスタントに書き続けるタイプではない。書ける気分やタイミングの時に草稿をいくらか書き溜めておき、それらを隙間時間にパズルを完成させるがごとく書き上げている。こういうスタイルは、調子が良いと記事もポンポンと出来上がってくれるのだけれど、いったんサボり癖が起こると途端に供給が途絶えてしまうのであります。
本ブログらしくエンドの話題に戻しましょう。
ここ半年ほどのことなのですが、私が使用するNiTiファイルの構成には小さな変化がありました。
それは、グライドパス用のNiTiファイルと、その後の予備拡大用のNiTiファイルです。
まず根管をネゴシエーションしてマニーの 10-12k ファイルで Patency を確保した後にグライドパス形成用NiTiファイルを根尖まで適応させているわけですが、従前の私は、この作業をデンツプライのプログライダーで行っておりました。しかしおりしも、昨今の円安によってプログライダーの価格は上昇の一途を辿り、材料コストに煩い保険医の顔を引きつらせ始めました。
プログライダーに代わる信頼性のあるグライドパス形成用NiTiファイルが手頃な価格で存在すれば、と常に考えていたところに出会ったのが、記事冒頭に載せた写真にある AurumG であります。
カタログの写真には #25/テーパー.17 との記載があって「んなもん使えるかボケ!」ってな感じですが、実際に購入すると 17/025 規格 となっております。
プログライダーの先端号数は#16で、テーパーもまあ似たようなモノですから、要するにAurumGはプログライダーのジェネリック品として使用して差し支えがないNiTiファイルという判断です。
実際にグライドパス形成時に使用してみると、プログライダーよりも重い弾性感があるものの、同じような感覚で使用でき、破折もしてきません(破折しないわけではないから過信してはいけない。同程度の抗破折性と考える)。使用感覚に違和感がなければ、プログライダーから乗り換えても良いのではないでしょうか。尻軽な私は乗り換えました。
同様に気に入っているのが、同社の Aurum Blue Triangle のT1(20/.04)です。安価で、使いやすく、破折しにくいファイルだからです。
AurumG でグライドパスを形成後にこのAurumBlueのT1で予備拡大を済ませると、その後のBassilogic25/.05やWaveoneGoldPrimary(25/.07)などの拡大形成が下書きをなぞる様な感じで容易になるのです。