2017年10月03日

【オーラルID】口腔がん早期発見セミナー【株式会社NDC】


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購入して独学だけで使用し続けるのもアレなので公式セミナーに参加してきました。

世界に誇る大都会は東京の八重洲です。北陸新幹線で一発アクセスができるのはとてもありがたいことです。移動時間の大部分を読書に充てられるのでお気楽この上ありません。しかしハンカチも持たない鼻垂らした田舎のおっさんにとって都会は人が多すぎて気圧されっぱなしで道の隅をコソコソ歩くネズミみたいな存在で、逃げこむように入ったセブンイレブンの店員さんが中国人のねーちゃんで片言会話にドキドキさせられたりと気が休まることがないのが泣き所。東京駅とかダンジョンです。頭おかしい。

そんなことはどうでもよくて、オーラルIDは感度が高く特異度が低く、口腔がんのスクリーニング機器としてバランスよく仕上がっている機器であることが分かり、また、口腔外科医がどのように用いて診査しているかを学べました。やはりこういうのは、独学だけでは知り得ない知見ですから参加して良かったと思います。NDCの担当者に懇願してA4サイズのビラもいただきました。ぜいたくを言えばリーフレット形式の方がコンパクトで洒落てますし、歯科医師も馴染みがある媒体ですから扱いやすいのですがないものは仕方がありません。今後、作成されるかどうかはわかりません。


液状細胞診
さてオーラルIDを導入して、「や、これは怪しい!?」粘膜病変と遭遇した場合には、液状細胞診を行える体制も整備されています(有料)。気になるのは、もし液状細胞診を行なって扁平上皮癌だという病理診断が下された時に治療までできる開業医は残念ながらまずいないと思われることです。こうなると最初から、信頼できる口腔外科医に紹介する方が早くて確実な結果につながるのではないかと考えてしまうわけで、液状細胞診の使い所は少し難しい気がいたします。

ところで、開業医が液状細胞診を行うことには保険点数の評価があります。

細胞診(穿刺吸引細胞診/体腔洗浄等):190点
口腔病理学判断料:150点 ←病理診断を担当する歯科医師が勤務していないから「診断料」ではなく「判断料」

幸いにして赤字にはならないのはうれしい限りです。

液状細胞診は、患者さんと強固なラポールがあり、細胞診を行うことを理解・希望された患者さんに限定して行われるべきかなと勝手ながら考えます。

ウーム果たして当院で実施される日はくるのだろうか。

ラベル:Oral ID
posted by ぎゅんた at 18:25| Comment(0) | 勉強会・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月04日

メディナプレミアムセミナー 口腔ケア&口腔リハビリの2日間コース


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高齢者や要介護者口腔ケア咽頭ケアの必要性を痛感したので参加。
会場が新横浜という大都会の一角。田舎モンの私は群衆と高層ビル群に気圧され、道の隅を歩くのであった。

加藤武彦を教祖とする宗教集団みたいな独特の雰囲気があり、進行がグダグダだったりアレ感が漏れていたものの、口腔と咽頭のケアに対する真摯な情熱に溢れているセミナーであった。


口腔ケアの真髄は、ことに咽頭ケアにあるのだが、それに必要なファンファンブラシなるアイテムが必要なようだ。しかしこれは、別途、販売の資格を得るために必要な実習やセミナーに参加しなくては購入できない。販売元のオーラルケアに問い合わせたら「素人がいきなり使うには危険すぎるから、許しがないと販売できない」という。そして本セミナーはその条件を満たさない。ふぁっきん!


本セミナーを受講してなんとなく得られた知見はいくつかある。
咽頭ケアは極めて重要で、歯科医療と介護の領域における盲点であり続けているし、その解消は喫緊の課題である。しかし現実的に、まず我々歯科医に求められることは、使用中の義歯の不満点を即日に解消できる知識と技術があること、「噛める」義歯を提供できること、患者に寄り添った診療のために犠牲的精神を発揮できること、である。

口腔ケアにしろ咽頭ケアにしろ、やはり歯科医師が(自院で)待ちの姿勢ではなく、外へ出かけて行く積極的な姿勢の中で実施されるものであろう。往診ならびに訪問診療でこそ活躍してくる毛色が強いものだ。その場合に避けられないのが義歯である。使用中の義歯に悩む患者さんは想像以上に多い。日本の歯科医師の義歯の腕が落ちたこともあるし、昔と違って歯を抜かず限界まで保存することから、義歯が入るタイミングには顎堤が失われている(理想的な条件で義歯を作成しにくい)ことも考えられる。こうしたこともあって、義歯の悩みをたちどころに解決できる歯科医師は、すべからく貴重な人材である。一方、いかに良好な義歯といえども良好な口腔内環境が必要だ。口腔ケアと咽頭ケアは、ここに関与してくる。どちらも重要なのである。もっとも現実的には、まず良好な義歯を実現できる腕をもつ歯科医師であることが優先されるだろう。耳が痛い人は私を含めて多いかもしれない。

そんなわけで、訪問診療だ口腔ケアだといきり立つ前に、まず自分自身が「義歯の良き担い手」となることがなによりも先決であると強く認識させられた2日間コースであった。なにもかもが、足りんなあ……



セミナー中に登場した論文
脳卒中後嚥下障害のリハビリテーション 水飲みテストだけで評価し,起立訓練により改善
セミナー中に登場した本
間違いだらけのリハビリテーション

 
posted by ぎゅんた at 23:23| Comment(0) | 勉強会・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月13日

骨粗鬆症エキスパートセミナーとポジションペーパー2016

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ビスホスホネート製剤「ボナロン」の製薬会社である帝人ファーマ主催のセミナー。骨粗鬆症治療の現在の解説とボナロンがいかに優れた製剤であるかのポジショントークが混じった講演になるのかと思って参加したが、それは杞憂であった。参加して良かった。現状が知れたからである。また、デノスマブ(骨粗鬆症治療で「プラリア」、悪性腫瘍で「ランマーク」)でもBRONJと同様の顎骨壊死(DRONJ)を起こすことも明らかされた。なお、BRONJもDRONJ も破骨細胞による骨吸収抑制をターゲットとした薬剤に起因することから、両者を総称してARONJと呼称するようです。


BRONJが歯科界で報告されトピックとなった時の歯科医たちの間走った戦慄を今も覚えている。「ビスホスホネート製剤(以下、BP製剤)を服用している患者さんの歯を抜歯すると顎骨壊死を起こす」との報告によって歯科界がパニック状態に陥ったのである。当時の歯科医のほとんどは骨粗鬆症の治療についても明るくないしBP製剤ってなによ?みたいな状況でしたから、「抜歯によって顎骨壊死が生じる」激烈なインパクトもあってパニックに拍車をかけた。

その後、BRONJに関する報告と周知の徹底によって自体は沈静化し、現在に至っております。

私を含めて、市井の開業医のBRONJへの対策はどのようなものかを考察いたしますと、以下に述べる点でまとまっているのではないでしょうか。

1.BP製剤を三年以上服用している患者さんでは、抜歯をしない(保存処置で対応)
2.抜歯する場合は、3ヶ月の休薬を行う
3.ビスホスホネートの注射を受けている患者さんは年数に関係なく抜歯できない

頷かれる方もおられましょうし、否定される方もおられましょう。
結論から述べると、三年以上の服用既往があっても抜歯できますし、休薬させる必要性もありません。感染に充分に配慮して抜歯し、創部を縫合で閉鎖させればBRONJを予防できることが確立されたからです。



本態的には感染による骨髄炎が主体
そもそも「顎骨壊死」の言葉が一人歩きしたばっかりに、歯科医が抜歯に及び腰になってしまっているのが実情のようです。実際は外科処置後の創部の感染修飾による骨髄炎が主体で、その結果、腐骨形成といった顎骨壊死が生じるのです。ここまで「広まってしまった」以上の、いまさら名称の変更はできないそうです。

結局のところ、抜歯など観血処置の後に感染させなければ良いようです。
口腔ケアを含めた口腔内の清掃の徹底と、術前の抗菌薬投与、抜歯直前に患歯周囲の歯石除去を行い、抜歯創を縫合によって閉鎖させることで、たとえBP製剤を三年以上にわたって服用している患者さんであろうがBRONJを確実に予防できることが分かっているようです(N数の多い信頼できるデータが集積されている)。休薬によって骨粗鬆症の人が骨折するリスクと不利益を無視できないことと、休薬によるBRONJを予防できる確たるエビデンスがないことがこれを後押しします。

勿論、すべての場合でこのような単独対応ができるわけではありません。医科-歯科連携の上での対処が求められます。抜かなくてはならない歯があれば、抜かなくてはならないのです。

10年以上の経過の中で集積されたデータを元に明らかにされた事実の蓄積が、BP製剤に対する現場の恐怖と混乱を払拭しはじめています。口腔外科医であれば、ARONJの知識は最新のものにアップデートされているので、自院での対応に不安があれば、口腔外科に紹介することなるでしょう。だからと言って、最新の知識を知らずにいてよい道理はありません。少なくともポジションパーペーを一読しておくべきです。極めてコンパクトにまとまっていると思います。

ポジションペーパーはここでPDFで読めます。ええ時代やで
顎骨壊死に関するポジションペーパー(日本口腔外科学会)
『骨吸収抑制薬関連顎骨壊死の病態と管理:顎骨壊死検討委員会ポジションペーパー2016』
 
posted by ぎゅんた at 14:55| Comment(2) | TrackBack(0) | 勉強会・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月18日

な、なんじゃこれはーっ!!

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終了証とステッカーが届きました。

日歯の生涯研修にソコソコ参加してることを実績として評価してくれたようです。小学校5年生のときに飼育委員を少し真面目に活動したら表彰されたのを思い出す。単に無料だから(会費の)元を取ろうと参加できるもんはしていただけなのだが、まあいいか。

しかしこんな丸シールをもらってもどうしろと。
表彰状の方は額縁で武装すればサマにもなろうが、シールは使い所が難しいやね。

自動車のヒュエルリッドに貼り付けたらエエかもしれんと試してみた。
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しかしサイズと形状が不一致で断念。美しくない。
ヒュエルリッドに貼り付けた車で歯科医師会に乗り付け、先生方から羨望の眼差しをもらう野望は潰えてしまった。残念無念。
 
posted by ぎゅんた at 22:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 勉強会・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月24日

ダイレクトクラウンさんいらっしゃい

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まとめ
・3Mのダイレクトクラウンは講習会を受けないとお買い求めできません。
・「白い臼歯を安価に即日に」を可能にするが、コンセプトをハッキリさせないとプチ自費としての導入が難しくなる


3MのダイレクトクラウンハンズオンセミナーでTKP大阪御堂筋カンファレンスセンターにやってきました。同フロアでは河合塾の模試が開かれています。各自が辛い受験時代を思い出したのか雰囲気に気圧されたのか、セミナー会場は実に殺伐としておりました。大阪の先生方が多いだろうから、もっと陽気な、例えていえば「バッキュ〜ん!」「ウギャ〜やられた〜っ!」よろしく和気藹々と笑顔横溢した会場であろうと予想していただけに意外でした。なので、相席になった先生と懇意になったり有益な意見交換・情報交換はなされなかったのであります。

これはつまり、

某「お、先生、どっからきたの?」
ぼく「石川県からです。先生は大阪の方でしょうか?」
某「せやで」
ぼく「いつきても大阪の人は893さんにみえます」
某「せやろか。みんな情に厚いから怖がらんでええんやで」
ぼく「そんなこといって、先生も893さんなんでしょ?」
某「お前ええ度胸してるやんけ」

という高度に知的な会話はできなかったわけで、かえすがえす残念であります。大阪は人情の町ではなかったのか。

かのように雰囲気は殺伐としていたものの、内容はオマケと特典に溢れた実にお得なセミナーだったのであります。お得じゃないと大阪の人はセミナーに参加しない石川県にいると、セミナーは東京か大阪に限られるわけで、そうなると飛行機と乗り換えが面倒で嫌いな私は特急一本でいける大阪のセミナーは実にありがたいけで、今後も足繁く通うことになる場所であると思います。始発の特急に乗ったら寝てるなりフルーツバスケットをしていれば着くので安楽だからです。

聞いた話、東京のセミナーの場合は、羽田空港からタクシーで会場まで行っちゃうのが楽で(意外にも)費用も高くつかないとのことです。が、貧乏性の私には心理的にもとても無理な行為です。羽田空港からは電車で移動すれば安く確実だろうと思うとタクシーに乗り込めません。自分の投資のためにセミナーに出かけているのだから、移動手段に要する費用も投資と考えるべきなのでしょう。そういうのに抵抗なくお金を使えるビッグな男になりたいものです。

話がそれましたが、ダイレクトクラウン、模型の実習では最低限の手応えしか得られないので実際に臨床で何回か使ってみないと自分の臨床への導入の可否が決められそうもありません。友人なり家族なり、ボランティア精神に溢れた優しい人で練習させてもらうことにしよう。そうしましょう。

posted by ぎゅんた at 23:51| Comment(0) | 勉強会・セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする