タイトル:The Impact of Apical Patency in the Success of Endodontic Treatment of Necrotic Teeth with Apical Periodontitis : A Brief Review論文のタイプ:総論(Review)Authors: Machado R[1], Ferrari CH[2], Back E[3], Comparin D[4], Tomazinho LF[5], Vansan LP[6].
Affiliations[1]Department of Multidisciplinary Clinic I and II and Supervised Stage in Multidisciplinary Clinic I (Endodontics), Paranaense University-UNIPAR, Francisco Beltrão, Paraná, Brazil;
[2]São Jose dos Campos Dental School, State University of São Paulo-UNESP, São Jose dos Campos, São Paulo, Brazil;
[3]Clinical Practice, Joinvile, Santa Catarina, Brazil;
[4]Clinical Practice, Cunha Porã, Santa Catarina, Brazil;
[5]Department of Multidisciplinary Clinic I and II and Supervised Stage in Multidisciplinary Clinic II (Endodontics), Paranaense University-UNIPAR, Francisco Beltrão, Paraná, Brazil;
[6]Department of Endodontics, Ribeirão Preto Dental School, University of São Paulo, Ribeirão Preto, São Paulo, Brazil.
【序論】歯牙硬組織遺残や軟組織片の堆積による根管根尖部の閉塞は、根尖部のトランスポーテーションやレッジ、パーフォレーションのような(根管治療の手順上の)エラーを起こすだろう。(そして、そうした場合に根尖部に存在したままになっている)これらのdebrisはまた、根尖病変の維持や形成を可能とする細菌を含有しているはずだ。
こうした理由をして、「Apical Patency(根管が根尖孔まで穿通されていること)」が提唱されてきた。Apical Patencyを発揮させる手法で最も一般的なものは、根管形成をしている間、いわゆるpetancyファイルを用いることである。このファイルは弾性に富む細い号数のKファイルのことをいい、ファイル先端いプレカーブなどつけることなく、ストレートの形状のまま、根尖孔をそにまま素通りさせるように用いられる。Apical Patencyによって、先述のエラーを避けることができ、作業長喪失リスクの軽減化と根管洗浄の効果の増強、術者(の指)の触知感覚の時改善が得られる。
その一方、Apical Patencyは汚染されたdebrisを根尖外へ押し出したり、(穿通後に継発する)根尖歯周組織の炎症を招くものだとする報告も多い。
Apical Patencyに関する論文のほとんどは、それによるメリットとデメリットに関しての思索的な言及に過ぎないものばかりである。
この論文の目的は、根尖性歯周炎を有する壊死性歯髄の根管治療の成功を保証する術式の役割について簡潔な総論を導くことである。
【所感】2016年の論文。多分、読みやすい類の論文。著者はブラジル人エンドドンティスト。UNESPって有名な大学なのかな。
根尖性歯周炎を伴う歯髄壊死をきたした患歯の根管治療の成功に関連する apical patency の役割についてのコンセンサスが存在しないので、(この論文では)根管の解剖と細菌学のふたつのキーポイントを考察に盛り込んで根尖性歯周炎を伴う歯髄壊死に至った歯の根管治療の成功を保証する apical patency の役割を簡潔に説明したくて書き上げたもの。のようです。
他の論文もそうでしたが、やたら'necrotic teeth'という表現が多いです。ブラジルでは歯髄壊死が流行っているのでしょうか。歯髄壊死ときくと、日本人歯科医師の多くは「Pulエソ」「Pulエシ」と保険病名が頭に浮かび、自動的に「感染根管治療」を想起するはずです。つまりは、「抜髄/感染根管」に慣れてしまった私にとってと違和感を覚えるところです。
壊死性歯髄ということで、その除去に麻酔を必要とする状態。いってみれば歯髄の細菌感染により抜髄を要するinitialな根管をNecrotic teeth と言っているものかどうかは私の英語力では読み取れませんでした。というか抜髄ならpulp-ecromyとか書きそうだし。'retreatment'は感染根管治療のことで間違いないと思うのですが。まあいいか(ダメです)。
technical termsdental remnant apical region apical periodontitis apical delta lateral canals prophylactic treatment intraradicular infection cervical middle thirds
wordsconsensus conduct capable whereas merely speculative guarantee robust ensure obtain variation harbor consideration essentially prevailing rationale persistence nutrient disturbance inflict obliteration solely underestimate elicit postulation perpetuation inference confirm strictly
fixed phraseThe purpose of this paper(study) is to - According to many other studies,- it is clinically impossible to- not only ... but also-