2017年09月14日

買っちゃたよオーラルID

oralID_poster.jpg
ラミネート加工された掲示用ポスターをサービスしてくれますが、どことなく洗練されてない感…


この記事でも書きましたがオーラルIDです。
色々あって、購入の運びとなりました。口座の数字が吹き飛びました。サヨナラ万円

実物は懐中電灯にしかみえませんが、実際に懐中電灯そのまんな感じです。
アメコミのヒーローみたいな見た目の特殊ゴーグルを装着しながらの使用します。

スイッチをいれると青色の可視光線が出るので、その光で口腔粘膜を照らしてゴーグル越しに観察します。扁平上皮癌などがあると、光の吸収や反射の差異があるために暗く見えることで存在を示唆してくれるのでスクリーニングに用いることができます。

オーラルIDはあくまでスクリーニング用であって、診断用ではありません。それでも「悪いヤツがあるかないか」を1分足らずで判定してくれるのは有益です。市の検診業務があれば活躍できそうです。スマホ等のカメラで撮影するためのクリップ型フィルターもあるのもいいですね(「こんなんよ」と撮影動画を見せたり、写真を撮ったりできる)。

確定診断は病理診断にてなされますから、生検や細胞診を行うことになります。
オーラルIDでは細胞診検査キットが別途に用意されています。細胞診ではなく生検を希望する場合は、組織片を採取して固定液に漬けて口腔病理医のいる施設に依頼することになるでしょう。歯科における病理組織検査は保険請求(算定)が可能です。ただし、一般開業医がここまでカバーできるかどうかは現実的に難しいところがありますし、治療が必要になった場合のことを考慮して口腔外科に紹介する流れになるものと思われます。


提言?
ポスターもいいんですが、患者さん向けのリーフレットがあれば開業医の先生がより使いやすいアイテムに化けると思います。「次回から作っていく予定の保険の白い被せ(硬レハイブリのCAD/CAM冠)は、こういうものです」とリーフレットを渡すことがあるのですが、意外に喜んでくれますし、待合室のホワイトニングのリーフレットなんかは気づいたら数が減っているものです。オーラルIDのリーフレットがあったら、少なくとも私は嬉しいのですが。



おまけ
不明.jpg
学生時代に病理学の講義で「開業医がちっとも検査依頼を送ってこないのは寂しいにもほどがある。お前らは送ってこいよ!」と、開業医の先生向けのマニュアルを学生に配っていたのを思い出したので学生時代の教科書類の中を漁ったら出てきました。やったぜ。

しかし母校とはいえ北海道に送るのはちょいと遠いような。そもそも、いまもこれやってるのだろうか?いや口腔病理学教室なんだからやってるはずだけど、大学から物理的に大きく離れるちゃうと、ほんとに、すべてが疎くなるものです。
 
posted by ぎゅんた at 00:11| Comment(0) | 根治(回想) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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