2017年08月10日

ウェーブワンゴールドGP


うぇーぶわんごーるどがったぱーちゃ.jpg
ケースのパッケージに漂うバタ臭いお洒落感はご愛嬌


まとめ
レシプロックGPから乗り換えました。1000円安くなるぞ!


根管の拡大・形成にNiTiファイルを用いるようになって数年が経った。ネゴシエーションして、根管口明示をして、グライドパスを確保して、根管の走行を逸脱せぬよう器を作り上げる。器は、理想的な根管洗浄と根管充填を実現するために必要だと理解している。最近では、根充に際してどれだけ根管内を「根管洗浄」のステップで清掃できるかどうかが、基本的な根管治療における要諦でないかと考えている。「ヒポクロが効かせられる根管」にできるかどうか、というところか。

ウェーブワンゴールドGPには スモール/プライマリ/ミディアム/ラージ のラインナップがあり、これが各ファイルのテーパーとサイズに一致させたものになっている。ひとまず私が購入したのはプライマリとラージの2種類である。これは、いままで用いていたレシプロックGPのR25とR40の代わりを兼ねるためである。プライマリのそれをガッタパーチャゲージで先端を調整すれば25-45までを(おおよそ)カバーすることができる。45号以上はラージのGP先端をガッタパーチャゲージで調整すれば間に合うだろうと考えている。レシプロックGPはウェーブワンゴールドやレシプロックで拡大形成後に満足のいくジャストフィットを示して以来、比肩するものが他にないため愛用し続けてきた。我慢がならなかったのはコストがバリ高であることだ。幾ら何でも60本で4800円は高すぎる。ウェーブワンゴールドGPはそれに比べれば60本3800円であるから、決して安くはないが歓迎できる値段だ。レシプロックのは60本4800円である。



レシプロックGPと比べてどうか?
使用感はまったく同様なので互換性が高い。造影性も似ている。弾性は、わずかにウェーブワンゴールドGPの方が柔らかめか。

違うところで述べることがあるとすれば、ポイント頭部のカラーコード処理である。レシプロックGPのそれはペンキみたいなカラーが塗抹された感じだが、ウェーブワンゴールドGPだとカラーが薄く染み込んだようになっている。レシプロックGPにしろ、テーパーのついたマスターポイントはGP用ピンセットで把持しにくいきらいがあると過去に述べた。これはウェーブワンゴールドGPでも同様なのであるが、気になるのは、レシプロックGPのカラーコードの部分の塗装が、ピンセットでの把持操作に伴う機械的接触で剥がれえることである。剥がれた破片が根管内に落ち込んでしまうリスクが常々、気になっていた。ウェーブワンゴールドGPではカラーがポイントに染み込んだかのようになっているから、この問題は生じない点で安堵できる。



【チンケな根充例】
RCF-WG_Large_01.jpg
ウェーブワンゴールドラージで拡大後に、ウェーブワンゴールドGP(ラージ)で根充。シーラーにAHプラスを使用。アペックスの位置はROOT ZXの〔1.0〕の値点。

RCF-WG_Large_02.jpg
抜髄即根充。アペックスの位置はROOT ZXの〔1.0〕の値点。 #31のシーラーが線状なのが気になる…SEC1-0で穿通して組織間に隙間が生じた?GPのオーバーはないにせよ、あまりよろしくあるまい。



そんなわけで根充に使用するテーパードGPはウェーブワンゴールドGPに変更を決定。
あともう一声、安くなってくれれば言うことなしなのだが天下のデンツプライ様なんで値下げは期待できないだろう。ぐぬぬ。ディーラーに泣いてもらえば値下げ可

posted by ぎゅんた at 18:36| Comment(24) | 歯科材料・機器(紹介・レビュー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あまりにも乱暴な治療に絶句いたしました。
最初のケースはなぜそこまで歯冠部歯質を削除しなければならないのか意味が不明ですし根尖部をここまで拡大する意味も理解できません。
二つ目のケースは一体何ミリファイルをつきだしてsecを使用したのでしょうか?
もう少し生体に優しい治療もあろうかと思いますがいかがでしょう。
Posted by zip at 2017年08月10日 22:59
拡大の号数は悩ましいです。洗浄の器作りと考えると先生によって意見は別れるところです。個人的見解では35の04か06テーパーですが。

レントゲン写真ですが他の下顎前歯にも治療痕がある事から高齢者か口腔の状態にかなり問題のある方では無いでしょうか?根面カリエスが大きく歯冠が折れてしまったと推測しています。
この例では隔壁が必要と考えます。しかし縁下にカリエスがありラバーダムがかけれない場合、アメリカの基準では抜歯になります。

ペイテンシーファイリングに関してはやはり賛否両論ですね。25より大きいファイルで根尖が破壊されなければ文献等より問題ないと考えています。
ただ感染とリーケージ予防がエンドの一番大事な部分と考えると後の形成等は枝葉と思います。
Posted by ShinyaM at 2017年08月12日 17:21
ShinyaM先生
いつも詳しいご解説ありがとうございます。
私は学が無い只の老歯科医なのでアカデミックな話は出来ませんが年寄りの私でもこの程度の根面カリエスでことごとく歯冠部歯質を削り落とすことはまずあり得ません。
審美に拘らない高齢者であれば事前にレーザーで歯肉切除する等した後レジン充填してからエンドすればラバーもかかりますし心配なら術後にファイバーポストで補強すれば十分に歯質の温存は可能ではないでしょうか?

またもし術中術後に破折したのならLOTにて対応するなど策はいくらでもあろうかと思います。

根尖ぶ
Posted by zip at 2017年08月13日 18:28
ShinyaM先生
いつも詳しいご解説ありがとうございます。
私は学が無い只の老歯科医なのでアカデミックな話は出来ませんが年寄りの私でもこの程度の根面カリエスでことごとく歯冠部歯質を削り落とすことはまずあり得ません。
審美に拘らない高齢者であれば事前にレーザーで歯肉切除する等した後レジン充填してからエンドすればラバーもかかりますし心配なら術後にファイバーポストで補強すれば十分に歯質の温存は可能ではないでしょうか?

またもし術中術後に破折したのならLOTにて対応するなど策はいくらでもあろうかと思います。

この2ケースを拝見すると何かニッケルチタンファイルによる拡大ありきのような気がしてなりません。
確かに根尖部までニッケルチタンファイルを到達させるには徹底したグライドパスが必要なのは私も経験上理解できますがそのために本来の根尖狭窄部の解剖形態を用意に壊したり何ミリも骨内にファイルを突きだしても本当によいものなのでしょうか?

乱暴な物言いですがレントゲンで根尖部に陰影が認められたとしても無症状であれば即抜歯に直結するわけではありませんが歯根破折や歯質の脆弱化は即抜歯に繋がる問題だと思います。



Posted by zip at 2017年08月13日 18:38
zip先生、コメントありがとうございます。

そうですね、デンタルの前歯部カリエスからの推測ですのでぎゅんた先生より口腔内写真もしくは状態から聞かせて頂ければどんな状態であったか判断できるかなと考えています。
マイクロスコープやう蝕検知液にて確認した時に、カリエスが思ったより大きい事がありますので、あくまでこのあたりは自分の推測です。

根管治療の考え方として、自身は文献の裏打ちをかなり大事にしています。(それを如何に理解し臨床に落とし込むか)
それから考えると、ステンレススチールファイルの#25以上は根尖部の拡大に向いておらず、NiTiが必要でNiTiの拡大ありきと言うのは間違いではありません。
またペイテンシーファイリングに関してはAAEにて認められている通り、手技を守る限りこの事が問題になるとこはまず無いと考えております。
根尖狭窄部の解剖形態を壊すのは基本悪いことでいいと思いますが、ペイテンシーファイリングでは「根尖狭窄部の解剖形態は壊れない」と言うのが文献からも説明されています。
Posted by ShinyaM at 2017年08月14日 11:43
痛みがある状態での来院だと思われます。
レーザーで歯肉切除する等した後レジン充填してからラバーダムして根治できれば理想的ですが、実際の臨床では不可能ではないでしょうか?レジン充填が難しいです。カリエス除去後の歯髄からの出血や、歯肉からも清掃状態が悪そうなので出血してきそうななか正確な接着を得るのは難しいです。スケーリングも最低限前歯部のみ必要です。初診で最低抜髄はしなければいけない。完璧にできる技術のある先生でも時間が足りません。

出来たとしても保険では完全な赤字です。患者も高齢者ならあまり時間をかけた治療はできないことも多いので部分矯正などはきびしい。いろいろ考えると写真の治療はかなりいい治療だと思います。

なにより、ぎゅんた先生が治療写真をアップしてくれなくなることが怖いです。
Posted by 通りすがり at 2017年08月16日 02:21
通りすがり先生
不可能という表現はおいそれと使うべきではないと思います。
私は恐らく先生方よりかなり高齢の歯科医ですが書きこみさせて頂いたような処置は極当たり前にやっております。
当然初回は除痛が第一ですし歯肉切除当日にレジン充填も勿論やりませんが後日ラバーダムで歯肉圧排すれば十分な防湿下でレジン充填は可能です。

LOTもこの程度のケースであれば数百円の材料費でさほど時間もかからずできます。

保険で赤字というならニッケルチタンファイルや専用GPを使用している時点で既に赤字ではないでしょうか。

にもかかわらずエンドを真面目に取り組むというのであればその目的は何なのでしょうか?







Posted by zip at 2017年08月16日 22:03
先生方 コメントをありがとうございます。

本記事はウェーブワンゴールドガッタパーチャを使ってみてどうだったかの報告であって、Clinical Report ではありません。なので、患者さんの情報に関して言及していません。

結論:レシプロックガッタパーチャと同様の使い勝手で1000円安いのが良いね

ということを、ウェーブワンゴールドガッタパーチャで根充した直後の確認デンタル(根充後の写真は良いエンドを証明するものではない)を載せて記事にしただけのものです。

前歯部の術前根充後の写真から、カリエスの除去と根管治療で歯質を削除しすぎな点は、実際にその通りです。歯冠をスッパリ落としてう蝕除去とアクセスを得ているのは、下顎前歯部の複根管の落としを避けたい意図があることと、前装冠補綴になることが決まっているからです。

根管治療は、根管系における感染性有機質の除去と封鎖を速やかに達成することが重要だと思います。根管に手をつけるなら、これをいかにして達成するかが問われますし、そこには様々な考えや手法があります。

エンドを真面目にやるのは、エンドが好きなら当たり前のことです。ただし、赤字になってまでやるものではないので、自分術式の範囲においてコストカットできる箇所を見極めてアレンジしていく必要があります。その上で、いかにテクニカルエラーと術後疼痛を抑え、処置回数を減らせられるかが求められるのではないかと考えます。点数が低くなる「根貼」来院を減らすことが秘訣かなと思いますし、そのためには自分が求める材料(特にNiTiファイル)を揃える必要があります。

SNS媒体に症例写真を出すのは、患者さんの了解があったにしても面倒なリスクを背負い込むだけで得をしないからやめたほうが良いとの意見もメールにていただきました。確かにそうかもしれません。写真を提示しないと説明しにくいケースに限局していこうかなと思います。
Posted by ぎゅんた at 2017年08月21日 10:18
コメントすべきかどうか迷ったのですが、親愛なるぎゅんた先生に一つだけエールを。
デンタルや口腔内写真をアップする事に関しましては、僕はずっと継続してやってきておりまして(同業者にしか見れないクローズな環境設定にしておりますが)、そこで自分の意図する事と全く違う指摘を受ける事もしばしば、いや、日常茶飯事であります。もうこの頃は慣れっこ。炎上騒ぎまで引き起こすこともしょっちゅうで、かなりメンタルが鍛えられました(苦笑)
例えばデカイパーフォレーションをMTAでリペアーしてるのに、そんなでかいパフォがある歯牙を補綴出来るのか?そもそも診断間違えてんじゃね?抜歯じゃねーの?と言った指摘を受けるとかね。僕はMTAの臨床を問題にしてんだよ・・・と言ってもダメなんです。それは通らない。ケースを上げたからには、全てに責任を負わなくちゃならんのです。
デンタルや口腔内写真は、その1枚に膨大な情報量を見る人間に与えてしまうため、こう言ったことはどうしても起こっちゃう。
それは諸刃の剣。
おそらく僕ほどディスられたり、偉い先生から怖いツッコミを受けてる人間もそうはいないと自負してますが、それでも僕はケースアップをやめません。なぜなら、そこには自分を成長させる因子が内在しており、それを消化しちまえば、明日の自分は更に成長してる事に気付いたからなんです。なーに、ディスられたところで命まで取られやしませんし(笑)実際、じゃあ、どこまでのパーフォレーションなら、補綴に耐えれるのかって事を、その後で、真剣に考えるようになりました。おそらくそういうツッコミを受けなければ、僕はそういう事に興味を持たなかったかも・・・
否定意見だってそこに正当性や理論がある限りは、貴重なものです。否定する先生だってね、過去に否定されてるんですよ、ホントのところ(笑)そういう否定意見を投げて、相手の力量を測ってる部分もあります。意地の悪いやり方とも思いますが(苦笑)
だから、まあ、飲み込んじゃって、次のケースで成長すれば、それでイイと僕は思ってます。
それは発信者たる人間の債務とも言えるでしょう。ぎゅんた先生は発信者なんです。僕は発信者としてのぎゅんた先生に凄く期待してますよ。
ぎゅんた先生、頑張って!
Posted by 奈良の変態紳士 at 2017年08月22日 23:36
ニッケルチタンファイルで拡大した根管に対して、テーパードガッターパーチャが適合するか、しないか。ぎゅんた先生の報告と自分のしょぼい経験から考え合わせると、GPの根元が絞られているかどうかに影響するように思われます。ウェーブワンゴールド用GPの説明書を見ると16mmより根元は直線化していますね。当たり前と言えば当たり前の話ですね。ということは、普通のテーパードGPでも刃部の長さの16mmでカットすると多分適合するのでしょうね。でも長い根管で試適すると、取るのに難儀しそうです。
Posted by トリ at 2017年08月23日 09:21
ぎゅんた先生
非常に失礼ながら例えご提示のケースのエンドがうまくいったとしてもこのようにラバーダムもかかるかどうかわからないような残根状態にして一体どのような意味があるのでしょう。
当然支台築造は簡易防湿下でしょうしフェルールの確保も非常に怪しい状態です。
そのような状態で補綴をして果たしてどれ程の予後が期待できますか?

歯冠補綴をするのであればなおのこと冠部歯質の温存が重要であるしフェルールの確保は必須です。
根管の見落としを避けたいのであればマイクロやCBCTを駆使すべきで安易に歯質を削除するような行為は真にエンドが好きな歯科医がやることでは無いと私は思います。

ニッケルチタンだの専用ガッタだのもよいですが所詮エンドは修復治療の一過程に過ぎずいくらエンドだけ力を要れても他の処置が粗末では長期的な予後は期待できません。







Posted by zip at 2017年08月24日 22:07
横スレ失礼いたします。
zip先生、あなたのおっしゃる事はまことに正論で反論の余地もありません。その通りです。臨床を理想的に述べるならマイクロやCTを用い、出来うる限りMIを実践し、フェルールの確保、補綴のゴールを見据えた治療が適切でしょう。
また、このブログは多くの読者が見ておられ、その範を垂れる意味でも、このようなケースを出すことは、「見られている意識」に欠けているということもおっしゃりたいのも、暗に分かります。歯質をがっそり削合する治療を良しとするケースをさらすなともおっしゃりたいのでしょう。よく分かります。

しかしながら、長くこのブログを見ておられるなら分かると思いますが、ぎゅんた先生は自費専門でもなく、保険治療の中で最善を尽くすことに、迷いながら、試行錯誤されながら、時に後悔や失敗もされながら、手探りで進んでいらっしゃいます。その真摯な姿に僕は心を打たれるのです。
エンドはその最善を最新技術をもって保険に持ち込もうとすれば、採算が採れない分野でありながらも、その中で最高を叩き出そうという姿勢は、間違っていても、決して否定すべきものではありません。
そもそもマイクロやCTを用いる治療は自費でなければ採算もとれないのに、それをやってないから間違えてるというのはいかがなものでしょう?こういう患者さんが来たら、自費専門のところに必ず紹介しなければならないのでしょうか?保険をまだまだ必要とされる患者さんであるならば、この治療も決して間違ったものではないと僕は思います。
エンドが好きだから、必ずしもCTやマイクロを使わなければならないというのは、それは大きな間違いです。
大前提に保険があって、そこに自費診療で用いられることの多い道具を持ち込むことが、必ずしも正義ではないのです。エンドが好きだから、そういう道具は欲しくなるでしょうが、それを使っていない、あるいは保険では認められてもいないラバーダムの未使用を責めることにも僕は首をかしげてしまいます。そうした方がより良いとは思いますが、そうでないケースをどうして否定できましょうか?僕には出来ません。自分だってそういう時期もあり、zip先生も振り返ればそういう時期があったでしょう?
保険だから許されるとかそういうことを言いたいのではありませんが、しかしながら、保険システムのゆがみの中では、ぎゅんた先生はかなり善戦されてらっしゃいます。僕はそこをリスペクトすらしてます。

zip先生、保険と自費のシステムのゆがみの中で、なんとか自分のスタイルを確立しようとされているぎゅんた先生に、その非を真っ向上段から切りつけるようなことはされて欲しくない。それは最初のコメントだけで十分です。
そこから以降でご自身の意見を述べられたければ、個人的にメールされれば良いでしょう。それが先輩歯科医師としての優しさであり、ブログの愛読者としてのお作法とも思いますがいかがなものでしょうか?
Posted by 奈良の変態紳士 at 2017年08月24日 23:45
しばらく見なかったら良い感じで燃えてましたねww

だ〜h・・イヤ、奈良の変態先生、流石いいこと言いますね〜。デンタルだけでここまで議論できお互いの見解を言えるのはネットの利点だと思っています。仕事に対しての取り組み方、ひいては人生にも通じるものが見れて、傍観者は楽しく読ませてもらいました。患者さんの対合関係や生活習慣、年齢や性別、考え方はそれぞれ違いますし、色々な条件や制約がある中、術者がベストと思う処置を受け入れてもらえたならそれでいいじゃん、と思う今日この頃ですww
Posted by ボクちゃん at 2017年08月25日 16:23
奈良の変態紳士先生

ご批判ごもっともでありますが私自身あえて承知の上で書かせていただきました。

確かに現在ラバーダムの保険点数はありませんがそれは使用を認めていないのではなく我々歯科医が過去に不正請求をしたため点数表から消えただけでそれは先生もご存じのはずです。
ですから保険診療でラバーを使うか使わないかは歯科医それぞれの判断に委ねられています。
ラバーダムシートが材料屋経由でしか買えなかった時代ならいざ知らず通販で安価に買える今の時代に高々数十円のラバーを赤字になるからと使わないのにルール通りシングルユースで使えば間違いなく赤字になるウェーブワンゴールドを保険診療で使うとは一体どのような理屈なのでしょうか。

ラバーダムも使わず、無慈悲に歯質を削除しフェルールの確保もおざなりにしてまで赤字覚悟でニッケルチタンに拘る理由を是非とも教えて頂きたいと思います。









Posted by zip at 2017年08月26日 21:10
zip先生、あなたはずいぶん色々と論旨を混同しておられる(苦笑)
ですから、論旨を整理してお答えしましょう。

まず、ラバーダムについて。
保険で使用を認めていないというのは、間違えておりません。「禁止してない」だけで、その点数の計上を認めていないなら、それは認めていないも同然。ラバーダムが不正請求を原因として、その点数計上を消した?それどうしたのです?知ったこっちゃありません。とにかく認めていないのです。そしてそれが安かろうがなんであろうが、その分の赤字をかぶれと保険制度は言っているのです。じゃあ、保険医たる我々が、それを使用しなくとも、それを責められる咎はないということです。間違えておりませんよね。
そして、ラバーダムを使用しないで、ウェーブワンを使おうが、そんなもんは個人の勝手です。しかも赤字分を被るのは使用者です。なんでそれを第3者がガタガタ言うのですか?
そこに矛盾があると思われるのなら、zip先生はしなければそれでよろしいではないですか。

そこに納得出来る理由が欲しければ、Kakehashiの論文でもお読みください。また自費専門の先生たちのセミナーでも行けば良いではありませんか。

お金のかけ方、診療におけるその人のスタイルというのは、横から文句を言うものではないという事を教えて差し上げてるのです。分かりますか?

そして最初に申し上げた通り、学術的な正しい、正しくないという点では、zip先生、あなたは正しい。そこは一点の曇りもなく正しいと言っています。だからそれでイイではありませんか。

ぎゅんた先生がニッケルチタンに拘ったとて、そこに理由など必要ないのです。そこからぎゅんた先生がどういうスタイルを確立していくか、ということが重要なのです。ぎゅんた先生は自分は完璧だ、などと一言もおっしゃってません。失敗もするし、間違いもすると公言されていて、そしてそれを修正するために、必死で努力されているのです。
だから、学術的に正しいからと言って、鬼の首を獲ったようにそれを盾にガーガーいうのはおやめください。みっともないですよ(笑)

僕はね、成長されるぎゅんた先生の生き様をブログを通して見るのが好きなのです。zip先生もそうなんでしょう?だからこのブログを読み続けてらっしゃるのでしょう?好きだから、ぎゅんた先生には完璧でいて欲しいのですか?じゃあ、好きな対象を他の自費専門の凄い先生にでも変えればイイでしょう(笑)

要するにね、上から首を掴んでねじ伏せるようなマネはやめませんか?ここまで僕に言われないと分かりませんか?
Posted by 奈良の変態紳士 at 2017年08月26日 22:11
奈良の変態紳士先生
表面上丁寧だけど礼儀と優しさのない文面.学問的に何が正しいのか.顔の見えないネット上のやり取りでどう表現すべきなのか.ぎゅんた先生の臨床に対峙する姿勢とこのエントリーの意図.ほとんどの人はわかっていると思います.正論も大事だけど,それだけでは世の中は回っていきませんよね.先生もそろそろいつもの先生に戻ってください.って言っても,普段の先生を個人的に存じているわけではないですが(笑)

ぎゅんた先生
僕は先生のトライアンドエラーが大好きです.これに懲りずにこれからも症例アップしてくれることを期待しています!
Posted by 愛読者 at 2017年08月27日 01:29
先生方 コメントをありがとうございます。
勤務医時代に診療の隙間時間にiPadのメモソフトに思いつきを文章にして傍目には仕事してるフリをしていたところからスタートしているブログなのですが、様々な先生からコメントやメールをいただくような果報者に育って感慨深いものがあります。


zip先生
私の臨床内容に「診療姿勢のブレ」をお感じで、ご心配くださった末のご忠告であると受け止めています。ありがとうございます。

下顎前歯部は、舌下腺と顎下腺の開口部であり、最後の最後まで残るとされる歯牙です。ここに根面う蝕があるということは、口腔内衛生環境のアブノーマルな悪化を疑いますし、潜在リスクの高さもあって治療後の予後が良くないとされる歯牙です。根管治療により失活歯となることからなるべく歯の保存を優先した治療を立案するのは当然のこと。歯冠部を落とさずとも根管治療ができるのなら、そうすべきですし、防湿に不安があるなら隔壁を、クランプが掛けられないなら掛けられるよう工夫を施すことも当然です。しかし、本ケースではそうしていません。全てをかなぐり捨てて歯冠を落として切り株みたいにしてエンドを終えています。客観的には乱暴きわまりありませんから、先生のご指摘はその通りです。反論などありません。ひとついえるには、こうした下顎前歯の根面う蝕があり根管治療を要するケースで、全てをがこのような治療法を行なっているわけではありません。信じていただく他にありませんんが。

ウェーブワンゴールドを使っているのは、根管の走行を損ないたくないからです。ネゴシエーション後にグライドパスを形成してからNiTiファイルで拡大形成を行うことで手早く術後疼痛が少なく、根管洗浄を効果的に行えるテーパーのついた根管が得られるからです。NiTiファイルを用いないならコストは浮きますが時間と労力とエラー発生のリスクの面でつりあいません。

NiTiファイルも、滅菌してセーフティメモディスクを使用して回数制限を行った使い方をすれば儲けは少ないものの赤字には決してなりません。手早くエンドができれば、患歯根管内への余計な感染リスクを下げられるので望ましいことだと考えます。

NiTiファイルは破折が怖いのですが、SEC1-0でネゴシエーションしてペイテンシーを確保してグライドパスを形成し、NiTiファイルに負荷がかからないように使用すれば破折しにくい使い方を実現できます(むしろ閉鎖根管で適当うにSEC1-0で攻めた方がSSファイルの先端が折れます)。


トリ先生
短い作業長の根管なら引っかかりませんから、ウェーブワンゴールドGP以外の子たちも活躍できそうですね。ただ作業長が短い根管だとなんか気持ちがセコくなって、ウェーブワンゴールドGPは使わず、ラテラル変法でダウンパックしてたりします。たいしてコストは変わらないと思うのですが、なぜか短い根管でウェーブワンゴールドGPを使うと損をした気持ちになります……
Posted by ぎゅんた at 2017年08月27日 22:56
奈良の変態紳士先生

何か誤解をしているようですがラバーダムの点数は抜髄、感染根管治療の点数に含まれているというのが役人の見解ですよ。
先生は常々ペーパーを重視されているとお見受けいたしますがそのようなアカデミックな方がまさかラバーダムを否定するとは驚きです。
海外の論文に出てくるケースは当然のごとくラバーダム使用が前提のはずなのに先生自身は保険の患者にはラバーをかけないと、、
失礼ながら数十円のラバーダムごときを保険では赤字だからとか認められていないと理屈をつけて使わない、使わなくて良いとおっしゃる先生が海外のペーパーを読んでもあまり意味はないように思うの気のせいでしょうか(笑)

まあこれ以上は水掛け論になりますしぎゅんた先生のご迷惑になりますからやめておきますね。
失礼いたしました。









Posted by zip at 2017年08月28日 01:09
zip先生、ラバーダムの点数が含まれているというのは詭弁ですね(笑)だって、先生は自分から、「ラバーダムは点数表から姿を消した」とお書きになったじゃないですか。そして、僕は知っていますが、その姿を消したとき、抜髄や感染根管処置の点数は一切上がらず、厚生省はラバーダム分の上乗せ点数を載せませんでした。そして、その時、日本のエンドの指導的立場にある先生たちはものすごいブーイングをしたのです。知ってましたか?
それにね、不正請求が横行して姿を消したものに、なんでわざわざ実体のない点数を計上するのです?意味が分からない(笑)それだったら、ちゃんと点数表に載せりゃあいい話。

後ね、僕の文章をしっかり読んでください。ラバーダムについては、保険医が「使わなくても咎はない」あるいは「責められる筋合いはない」という文意で書いています。
そして使う方がより良いとも記載しています。

この文意から、僕が保険の患者さんにラバーダムをかけなくて良いと述べていると勘違いされるのは、あまりにもおっちょこちょいです。
ラバーダムを使用した方が良いのは間違いないのですから。だから、言ってるでしょう、学術的には、zip先生に間違いはないって。何べん言わせるんですか(苦笑)

ただね、今の保険のルールでは使用してなくとも、そこを攻めたてられることはないのです。だって、現状をごらんください。日本のエンドのラバーダムの使用率を。ほとんどがしてません。

この現状にけしからんと目をむくのはzip先生の勝手ですが、それをこのブログで鼻息荒く叫びたてるのもいかがでしょうか?そこを噛みつくのなら、こんなコメント欄でなく、厚生省に噛みつくべきではないですか?

僕がペーパー読むのが意味がない?余計なお世話ですが、その通りかもしれませんね(笑)僕もしょせんはしがない開業医。つつけば、いっぱい失敗してますよ。
ぎゅんた先生をどうこうでなく、僕を相手にケンカされたいのなら、いくらでも受けてさしあげます。どうぞどうぞ。

ただね、ぎゅんた先生の迷惑を考えるなら、2つ目以降のコメントは要らんですよね(笑)
言ってることが矛盾だらけで、笑えるのですが。
Posted by 奈良の変態紳士 at 2017年08月28日 13:30
奈良の変態紳士先生
じゃあ最後に質問するね
先生はラバーの点数がないからやらなくてもよい、やらないと書いてるけど点数があったときは当然ラバーダム防湿下でエンドして算定してたんですよね?
で、点数なくなったから保険の患者にはやめたということでよろしいのですね?

くだくだ屁理屈は結構ですから簡潔に宜しくお願いいたします。
Posted by zip at 2017年09月01日 08:23
横やり失礼します。

Kakehashiの論文はエンド好きとしては押さえておきたいですね。
奈良県の紳士先生を知ってる身としては、絶対ラバーダムをかけていると知っていますが。

それはさておき、自身は一応勤務医?ですが保険治療でもラバーダム、マイクロ、NiTi使用しています。
と言うかそれをしないと根管治療はできないと感じてるからですし、院長からもそれでいいと言われてます。
ただ経営の面から考えると、ラバーダム(やマイクロやその他もろもろ)を使用しないと言うのも一概に攻められないかなと考えています。

なぜそう思っているのかと言うと、最近院長より保険の露髄症例でMTA使えと言われるんですね(苦笑
価格的な違いはあるんですが、最善の治療と考えるとラバーダムもMTAも使えるものは使うべきと考えます。
ただ患者さんにとっては良い事と思うんですが、経営的にはどうでしょうか。

ので自分から見ると、奈良の紳士先生もzip先生の言われることもわかるので、丁寧に議論していただきたいなあと思います。
Posted by ShinyaM at 2017年09月01日 17:52
zip先生、僕はね、まあ自分の事はどうでも良いと思ってるんでいちいち書いてませんが、点数がなくなってからというもの、保険であろうとなんであろうと、100%するようになりました。かなり天邪鬼に生きております(笑)

もう一度僕の文意を掴んで質問してください。「ラバーダムを僕はやらない」とは書いておりません。Shinya M先生がフォローされて頂いてて恐縮なんですが、僕は自分のケースを日本でもトップクラスのエンド専門医の先生たちにも常日頃からお見せする手前(もちろんラバーダムをする事が正義だと信じてるからでもありますが)、マイクロもCTも、ニッケルチタンもラバーダムも全てを駆使してエンドに臨みます。

でもね、保険医であるがゆえに、保険のルールはルールで、それはそれで尊重してるんですよ。

だからラバーダムを自分は使うけども、使わない先生も僕は決して否定しません。それにね、Sihinya M先生も言ってますけど、経営の事考えたら、自分と同じようにやれ!なんてとても人には勧められない(笑)それがたとえ学術的に正しいとしてもです。

自分に厳しく、人には寛大であれというのは、亡き爺様の遺言でね(笑)zip先生もね、そんなに目くじら立てて、何かを非難するのはやめましょうや。そこに学術的な正義があるとしても、そんなの学会とかでやれば良いんですよ。もしくは影でコソッとアドバイスしてあげるとかね。

という事を僕は言いたいワケです。はい。
Posted by 奈良の変態紳士 at 2017年09月02日 01:51
奈良の変態紳士先生
わかっておりますよ。
私はオフィスは他県ですが住居は奈良ですからよく存じ上げております。
敢えて今回書いたのはうちのスタディ
Posted by zip at 2017年09月02日 07:49
失礼、
うちのスタディグループでもやれレシプロだのウォームガッタだのとプレゼンする割にラバーダムもフェルールの確保もおざなりという先生は少なくないのですよ。
自分はまだまだ未熟者なのでついつい口出しをしてしまいますが本当は先生のように、自分はちゃんとしていて一歩高い位置から見下ろすというのが大人の対応なのでしょうね。

よい勉強になりました。


Posted by zip at 2017年09月02日 08:03
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